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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第38章 プロ2

カフェでの様子は他愛もない会話でお互いの身の上話を軽く交わしてリラックスしました。

レディーファースト、さりげない気配りにサービスされているという満悦感を充たされます。

カフェタイムが終わり、いよいよホテルに入ります。

部屋に入りソファーに並んで腰掛けて問診をします。
手を繋がれて初恋のようにドキドキしました。

藍さんの手はいつも温かいです。
温かいというより暖かいという字を充てたいと思います。

単なる体温の高さでなく、お日さまの陽のような暖かさです。

それは、その後何回かお会いして感じていくことなのですが…

問診を終えると、藍さんは待ち焦がれた恋人のように、そっと抱き締めてくれました。

そして、段々とキスに変わっていきます。

キスと言っても服の上から、そして耳たぶ、おでこ、頬…
それもそっと触れては離れていくソフトタッチなもので、
恋人のような、お姫様のように大事にされていると感じられるものでした。

ようやく口端に落とされた時には堪らず首を動かして自分から迎えにいってしまいました。

抱き締める手も同様にさわさわと優しく触れてきます。

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