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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第44章 つれづれなるままに
どうしてつれづれなるままに私がお話ししようと思ったのか、
をお話しします。
昨年の晩秋、突然、結婚前の彼の夢を見ました。
彼と別れた直後、結婚してからと、まるでまとわりつくように彼の夢を見ることがありました。
しかし、ここ数年、ずっと夢に見ることはなかったのです。
夢の中で、彼が私の胯間に顔を埋め、あの揺れる炎のような瞳で私を見て、ずっと責められています。
親も夫もすぐ隣の部屋にいて、忍びこむようにして自室にきて、ずっと責められています。
声を出したらバレてしまうと脅されながらも、バレてしまえば自分のものにすると言われて、
何度果てても許してもらえません。
っ…だめ…だめ…イクゥっ
うなされて目覚めました。
1日悶々として過ごし、どうして今さらそんな夢を見たのか悩みました。
彼と別れて携帯を変えてしまい、彼が家の電話を知っていましたが、それも変えてしまっています。
どちらからも連絡をとることはできない状態になっています。
考えていたからか、次の日も似たような夢をみます。
そしてその設定は仲良かった時期のもので彼と幸せになるというものでした。