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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第9章 初体験Ⅱ
出血ナウなまま、そこに手を伸ばす私。
色気ナッシングで止血をまって湯船に入った二人…
もう勢いも場の流れも皆無になりベッドに戻る。
申し訳なさと興味本位で寝そべるその人のモノに唇を寄せた。
ピンと勃ち上がったソレに跨がろうとする私。
騎乗位という言葉を知っていたか否かは定かでないが、何となくそうしなきゃと跨がって入り口に当てて腰を落とそうとする私。
その人は驚いて、
『痛くないの?初めてじゃないの?』と、
「痛くない訳じゃないし、初めての証拠はさっき見たでしょう?」
マリア様じゃあるまいし、処女で貫通済みはあり得ないから…
「痛いならそんなことしなくていいから…」
もう友達モードの方が先立って、私もその人の隣に横になり、眠りについた。
次の朝、体に感じる違和感が在ったかどうかの記憶は定かでない。
ずっと何か挟まっている感じとか、在ったようにも思う。
でも身体から始まる関係ってのは絶対値ではない。
それきり話すことはあっても、そんな雰囲気になることは無かったし、その日のことに触れないし、そのうち何となく気まずくなっていきました。