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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第15章 体位
「もうヌルヌルだね。」

いつの間にか彼はしゃがんで間近で見ていたようで、声が低いところから聞こえてきました。

今、覗いたら彼と目が合ってしまう。それこそ恥ずかしい。

目を瞑り堪えていると、

あああっ…

突然、後ろから貫かれます。

「凄い濡れてる。気持ちいい。」

直接ソコだけの感触を味わうように、彼がゆっくり出入りします。

ああっ…ああっ…

初めてのバックでした。

「後ろからサレて感じてるの?」

んん…んぁ…

自宅のボロアパートの日中、壁も薄く角部屋の横は通路で、近道に使えるので住人以外も通り抜けに、割りと人が通る。

だから普段から声を圧し殺しているのに、
突然の快感に声が漏れる。
私は顔をシーツに押し付けて、声を塞ぐ。
それほどイイのだと気づいた彼はペースを上げ、大きく動く。

「この体位だと男は自由に腰が使えるんだよね。」

説明なのか、煽っているのか、お尻を掴まれ、いろんな角度から責められ、グリグリと掻き回される。

んんん…んんん…

声が抑えられず、肘を曲げて口の下に回して、腕に唇を押し付けて堪える。

彼はそんな私を見て、
フフッと嬉しそうに笑い自由に暴れる。
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