この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
連攣鎖(つれづれぐさ)*
第15章 体位
んぁあっ…
彼は私がイッタのを見て、ゆっくりと腰を引く。
「やっぱり、お前の顔が見てイキたい。」
反転させられ、ベッド脇に膝立ちした彼に脚を抱えられ、挿入ってくる。
胸も愛撫され、ホッとしたところで彼が上り詰めていった。
出来る限り一緒にいるようにしてくれていたけど、微睡む程の時間はない。後儀もしっかりしてくれて、スッと布団から抜け出し、部屋を出ていく。
見送らせると寂しくなるからと自分で鍵をかけて出ていく。
気力のある時は、ベッドから出て、カーテンから顔だけ見せて窓越しにバイクに跨がる彼を見る。
見送らなくていいと言いつつ、メットを被る前に必ず振り向く彼に手を振る。
視界からバイクが消えると、裸のまま布団に潜る。
そんな日もあれば、すっかり眠ってしまい、(自宅に)つくよコールで目覚めることもある。
さすがに帰る場所が違うのだという瞬間は寂しくもなるけど、自由な時間があることもちょうど良かった。