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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第2章 初めて
オナニーという言葉の意味は、性器を自ら弄って慰めるということはわかっていました。
男性がそうやって発射して落ち着かせるということも…
女性にも自慰があるとはわかっていましたが、イクとかも知らなかったし、何のために自慰するのかわからなかったので、それ以上の興味もなかったのです。
そんな無知な状態で読んだ2ページに強烈な印象と、『濡れる』ってなんだろうと思ったのと、カメラを向けられただけで?と不思議な気持ちと…
そして、何度も読み返しました。
挿絵のカメラの背景に書かれたのは、女性の太ももとシーツの境目で、
女性の股間側から見たカメラを書いたものだとわかりました。
そして、カメラに見られている絵なんだと思いました。
雑誌を閉じて、カメラだけで?、感じるとか濡れるって?
雑誌を置いた時に、
ふと目覚まし時計が目に入りました。
カメラくらいの大きさだな。
私は、目覚まし時計をカメラに見立てて太ももの間に置きました。
もちろん、それだけでは何の変化もありませんでした。
そこで小説を思い出します。