この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
連攣鎖(つれづれぐさ)*
第18章 アウトドア
階段で会った時も、周りに人がいないか確認しながらすれ違い様に、後ろから追いかけられながら、股間やお尻に手を伸ばしたりしました。
年に一度の書庫整理も、早いうちから買ってでて、書庫に籠ります。
可動式棚の隣り合わせの棚に入り、移動させる資料ファイルの陰で、背中合わせになる場所でキスしました。
真面目に仕事もしているので、ちょうど同じ棚になった時だけ…としていまして、同じ棚になるようせっせと働きました。
書庫には上級利用者がいて、物品倉庫から妖しい声が聞こえるという噂がありました。
総務から鍵を借りて入るのですが、誰かが使用中であれば開いているので、総務に鍵を借りずにまず書庫にいくのが慣わしでした。
噂では、鍵が掛かっているので、総務に取りにいくと、貸出中だと、内側から掛けているのです。
ノックして開けてもらうと、いつもいる人は一緒…
そんな噂は部署を越えてすぐに広まります。
誰かが、鍵が貸出中なのを確認して書庫にいき、外から窺うと女性の甘い声が聞こえたというのです。
実は初めての相手がその男性側だったというオチがあったりします。