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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第20章 お泊まり

前にも少しお話ししたように、夏休みになると彼の奥さんと子供は実家に行ってしまいます。

花火大会に行ってから1年、はっきりと付き合いだしてから初めての夏休みです。

夜突然自宅に電話が架かるからと、彼の家に泊まることがありました。

彼の家族の生活の場に入るというのは、あまりいい気分はしません。
それに社員寮なので、上下階と隣は、支店は違えど同じ会社の人です。

奥さん同士の付き合いもあるので、物音で私が泊まっているとバレる心配もありました。

ですから深夜に、眠りに、sexしにいくようなものです。

あまり気がのらないなかで静かにsexします。

週末前に泊まり、朝起きると、食事もせずに彼から『しよう』と言われます。

なんだかしたいことがあるから任せてと言うのです。

朝まで一緒に眠ること自体が貴重な私たちは、裸のまま抱き合って眠ります。

朝、裸のまま起きた彼が言うのです。

私は布団に入ったまま了承します。

私はその頃安眠のためにアイマスクをする習慣がありました。

起きる時にはどっかに外してしまっているんですけどね…


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