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あんなこんなエロ短編集
第1章 夏のはじまり

ーーーーーーその時の感触を、
私はまだ忘れていなかった。
ぬるっ………ぴちゃっ………
違う。
あ、ぬるっは近いかな。
「奈那(なな)?
起きてんの?」
深瀬(ふかせ)の顔面アップが目の前にきて、
「ぎゃっ!!」
私は握っていた携帯電話を滑り落とした。
「あ!
ガツンていったぞ、携帯。
つうか…………俺の顔みて『ぎゃっ』て……
地味に傷つく」
淡い栗色のネコっ毛がふわりとそよいだ。
「ち、違う~~~!
ぼーっとしてただけ」
私は制服のプリーツスカートから伸びた脚を折
り曲げた。
同じ学年の深瀬陸人(ふかせりくと)と付き
合って3ヶ月。
前から気になってたし、
よく目が合うなと思ってたらコクられた。
初めてするまで時間はかからなかった。
「……………奈那」
あ。ヤバい。
深瀬が私の肩までの髪を撫でる。
さっきと同じ、どアップになる深瀬の涼し
げな瞳ーーーーーー
「…………ん。
ん、あっ…………」
舌を絡ませる。
深瀬の左手が、カッターシャツの上から膨らみ
をそっと弄ってくる。
ーーーー頭が痺れた。
口の中が熱い。
放課後の深瀬んちの家は誰もいなくて、
こうやって絡み合っても誰からも咎められない。
私はまだ忘れていなかった。
ぬるっ………ぴちゃっ………
違う。
あ、ぬるっは近いかな。
「奈那(なな)?
起きてんの?」
深瀬(ふかせ)の顔面アップが目の前にきて、
「ぎゃっ!!」
私は握っていた携帯電話を滑り落とした。
「あ!
ガツンていったぞ、携帯。
つうか…………俺の顔みて『ぎゃっ』て……
地味に傷つく」
淡い栗色のネコっ毛がふわりとそよいだ。
「ち、違う~~~!
ぼーっとしてただけ」
私は制服のプリーツスカートから伸びた脚を折
り曲げた。
同じ学年の深瀬陸人(ふかせりくと)と付き
合って3ヶ月。
前から気になってたし、
よく目が合うなと思ってたらコクられた。
初めてするまで時間はかからなかった。
「……………奈那」
あ。ヤバい。
深瀬が私の肩までの髪を撫でる。
さっきと同じ、どアップになる深瀬の涼し
げな瞳ーーーーーー
「…………ん。
ん、あっ…………」
舌を絡ませる。
深瀬の左手が、カッターシャツの上から膨らみ
をそっと弄ってくる。
ーーーー頭が痺れた。
口の中が熱い。
放課後の深瀬んちの家は誰もいなくて、
こうやって絡み合っても誰からも咎められない。

