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あんなこんなエロ短編集
第20章 分からない

持ち逃げすると思っていたわたしは呆気に取られ
た。
そして、後日である今日ーーーー……
再び待ち合わせたのだ。
トウマはわたしの手を握り、
当たり前のように食事をしホテルへと来た。
好かれている訳がない。
200万の礼…………?
にしては、トウマは自然体に見える。
おばさんと寝ることがトウマに取って何のメリットに
なるーーーー「ああああーっ、あんっ!」
弄られていた場所は洪水になり、
四つん這いになったわたしはトウマの根を受け入れて
いる。
「ああん!あん!あーっ…」
ギシギシベッドが鳴る。
わたしはあまりの快感に獣の声をあげた。
トウマは息を吐きながら時折うなり声に似た喘ぎを
漏らしている。
ヴァギナはいつから枯れていたっけ。
いつから男に触れてなかったっけ。
もう分からなくなってきた。
体勢を変え、
繋がったまま向き合い抱き合う。
初めあった羞恥もどこかに飛んでいった。
涙が流れる。
こんな喜びがあったなんて。
「ああっ、良いよ艶子さぁん………」
トウマの震えた声が愛しい。
2回しか会ってないのに。
この体がなければもう生きられない気さえする。
ーーーわたしはトウマに見えないように、
ベッドに投げ置いていたバッグを引き寄せる。
素早く掴み、
トウマの頭上に持っていく。
「ああ、艶子さん、すごいよ………」
分からない。
わたしには、分からない。
トウマの考えも、課長の怒りの意味も、
いつも1人でいたわたしの存在意義も。
「………だから離さない。」
「え?何か言っ………
わたしは思い切りナイフをトウマに振り下ろした。
〈しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね〉
誰が・誰に・誰を・何故ーーーーーーーー
…………………分からない。
〈終わり〉
た。
そして、後日である今日ーーーー……
再び待ち合わせたのだ。
トウマはわたしの手を握り、
当たり前のように食事をしホテルへと来た。
好かれている訳がない。
200万の礼…………?
にしては、トウマは自然体に見える。
おばさんと寝ることがトウマに取って何のメリットに
なるーーーー「ああああーっ、あんっ!」
弄られていた場所は洪水になり、
四つん這いになったわたしはトウマの根を受け入れて
いる。
「ああん!あん!あーっ…」
ギシギシベッドが鳴る。
わたしはあまりの快感に獣の声をあげた。
トウマは息を吐きながら時折うなり声に似た喘ぎを
漏らしている。
ヴァギナはいつから枯れていたっけ。
いつから男に触れてなかったっけ。
もう分からなくなってきた。
体勢を変え、
繋がったまま向き合い抱き合う。
初めあった羞恥もどこかに飛んでいった。
涙が流れる。
こんな喜びがあったなんて。
「ああっ、良いよ艶子さぁん………」
トウマの震えた声が愛しい。
2回しか会ってないのに。
この体がなければもう生きられない気さえする。
ーーーわたしはトウマに見えないように、
ベッドに投げ置いていたバッグを引き寄せる。
素早く掴み、
トウマの頭上に持っていく。
「ああ、艶子さん、すごいよ………」
分からない。
わたしには、分からない。
トウマの考えも、課長の怒りの意味も、
いつも1人でいたわたしの存在意義も。
「………だから離さない。」
「え?何か言っ………
わたしは思い切りナイフをトウマに振り下ろした。
〈しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね〉
誰が・誰に・誰を・何故ーーーーーーーー
…………………分からない。
〈終わり〉

