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あんなこんなエロ短編集
第21章 裏のかお

ーーーーーー「……………………。」
「~~~き先生?吉木先生!」
ポンと肩を叩かれ、
ぼんやりしていた冴子は飛び上がる。
「きゃあっ」
「うわ!何ですかっ」
肩を叩いてきたのは教頭だった。
「あ…………き、教頭先生!
申し訳ありません」
「いや、良いんだが………
これ。今度の歓迎会のお知らせです」
ぺろんと紙がしなる。
「歓迎会…………」
(あ、そうか)
他の学年の受け持ちなのですっかり忘れていたが、
先月から早瀬(はやせ)先生という男性教諭が着任
していた。
「分かりました」
メールで報告すれば早いのに、
この学校はやたら紙でお知らせをする。
「あら。
今週だわ……………」
見ると今週末だった。
自由参加とあるが、
小学校教諭というのは立派な組織である。
参加しないとまずい。
「土曜日かぁ………」
脳裏に雪途の悲しげな瞳が浮かぶ。
同時に、
馬鹿にしたような笑い声も蘇った。
こんなこと歩美にさえ言えない。
「~~~き先生?吉木先生!」
ポンと肩を叩かれ、
ぼんやりしていた冴子は飛び上がる。
「きゃあっ」
「うわ!何ですかっ」
肩を叩いてきたのは教頭だった。
「あ…………き、教頭先生!
申し訳ありません」
「いや、良いんだが………
これ。今度の歓迎会のお知らせです」
ぺろんと紙がしなる。
「歓迎会…………」
(あ、そうか)
他の学年の受け持ちなのですっかり忘れていたが、
先月から早瀬(はやせ)先生という男性教諭が着任
していた。
「分かりました」
メールで報告すれば早いのに、
この学校はやたら紙でお知らせをする。
「あら。
今週だわ……………」
見ると今週末だった。
自由参加とあるが、
小学校教諭というのは立派な組織である。
参加しないとまずい。
「土曜日かぁ………」
脳裏に雪途の悲しげな瞳が浮かぶ。
同時に、
馬鹿にしたような笑い声も蘇った。
こんなこと歩美にさえ言えない。

