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あんなこんなエロ短編集
第23章 悲しみが流れてゆく
ふと、




何が彼女をここに来させたのかなと思う。





(やめやめ、そういう探りは…………)




少しでも楽しく居るため、




この店では皆込み入った話をしない。




肩の力を抜いて居られるのだ。




「そうか、Sなんだな私」




「そうだよー。




今日からSで売ったらどう?




客層変わるから大変か」




ミィがあはははと笑う。




私も笑った。




つられるように…………





ーーー「はぁ。





さすがに疲れたな……」





1人暮らしのアパートに帰る。




駅から遠いため、





かなり歩くが、




そのぶん静かな町で住みやすい。





3階に上がる。




今日は珍しく指名が5人も入ってへとへとだ。





(3時間寝られるかな)




朝になったらまた工場に出勤である。




鍵でドアを開けた。





その瞬間、




肩をぐいっと掴まれた。




「……ひあっっっ!!」




本当に驚いた時に声は出ない。




一瞬そう思い、




驚愕に腰を抜かす。




誰かに抱き着かれていた。




ーーー男だ。無言で羽交い締めしてくる。





荒い鼻息だけが聞こえた。






「やっ、やめ…………」





じたばた動くが離れない。




混乱し頭が真っ白になる。




咄嗟に、




肘を後ろに突いた。





「ヴっ」





唸り声とともに男が怯む。




その瞬間私は素早く動き、




夢中で隣の部屋のインターホンを連打した。





「助けて!助けて、変な人がいるんです!!」

















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