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あんなこんなエロ短編集
第4章 彼女は女神サマ
先日起こった殺人事件の容疑者の写真が、


公開されていた。



「……………ゆな?…………」



紛れもない、高城結菜の顔写真。



髪が黒くて顔色が悪くみえるが、



彼女だ。



もう一人容疑者男の写真も出ている。



むさく垢抜けない印象の男。



そこでニュース番組は切り替わり、



キャスターが『では次のニュースです』と続ける。



「なぁ…………能瀬、間違いだよな?」



「ん?何がだ?」



付け合わせのキャベツを頬張る能瀬。



「そんな…………」



見間違い…………じゃあない。



俺は視力が良く、



ずっと両目共に2,0だ。



震える手で携帯電話を取り出した。



『高城結菜』に発信する。





プツッ……おかけになった番号は現在使われておりませんおかけになった番号は現在使われておりませんおかけになった番号は現在使われておりませんおかけになった番号は現在使われておりません……………






無機質な女の声だけが木霊する。






俺は立ち上がり、「能瀬、早退するって言っといてくれ!」



驚いている能瀬に叫び、




店じゅうが何ごとかと見るなかで猛然と走り出した。



そんなはずはない。




結菜はバイトをしているはずだ。



電車のなかでも地団駄を踏みながら、



どうにか駅へとたどり着いた。




団子屋に飛び込む。




「いらっしゃいませ」




女将らしき年配の女性を掴み、




「あっ、あの!結菜は?高城結菜!!」と怒鳴る。




女将は驚愕の表情を浮かべた。



「知り合いなの?」




ぶんぶんと頷く。




「はあ~~~…………




まさか、殺人事件の容疑者だったなんてねぇ。




よく働いてくれてるから、信用しきってたよ……」




頭に手を置き、



ため息を吐く女将……………………








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