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あんなこんなエロ短編集
第28章 あらんかぎりに君を愛す

俺ってそんな単純じゃなかったはずなんだけど。
「♪~~~~♪~~ふんふ~ん♪」
鼻歌を歌いながらテキストを仕舞っていると、
「よ!篠津はん何歌ってんの」
机の上に尻が乗った。
「ハナウタ」
回想中なのに水を差され、
若干ムッとして言った。
ヤグチはバイトも同じ同級生だ。
特に仲が良いわけでもないが、
たまに絡む。
最近はブレイクした芸人(俺は知らねー)に寄せて
『篠津はん』などと呼んでくる。
「へぇ、お前が歌うなんて珍しいな。
何か良いコトあった??」
「あったけど教えてやんない」
俺はリュックを背負い立ち上がる。
時間は昼過ぎ。
バイトに行く前にアイと会うのだ。
そうだ、何か飯作ってやろうっと。
俺は『ちょ、待てよ!』と言っているヤグチを
無視して走り出した。
「♪~~~~♪~~ふんふ~ん♪」
鼻歌を歌いながらテキストを仕舞っていると、
「よ!篠津はん何歌ってんの」
机の上に尻が乗った。
「ハナウタ」
回想中なのに水を差され、
若干ムッとして言った。
ヤグチはバイトも同じ同級生だ。
特に仲が良いわけでもないが、
たまに絡む。
最近はブレイクした芸人(俺は知らねー)に寄せて
『篠津はん』などと呼んでくる。
「へぇ、お前が歌うなんて珍しいな。
何か良いコトあった??」
「あったけど教えてやんない」
俺はリュックを背負い立ち上がる。
時間は昼過ぎ。
バイトに行く前にアイと会うのだ。
そうだ、何か飯作ってやろうっと。
俺は『ちょ、待てよ!』と言っているヤグチを
無視して走り出した。

