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あんなこんなエロ短編集
第33章 マタ逢イマショウ

「夢乃?
聞いてるの?!夢乃ったら!」
突然耳に流れてきたきんきん声で、
夢乃はハッとした。
(あ………自分のアパートだ)
「あ、うん。
で何だっけ?ママ」
電話の向こうから郷里の母親の声がする。
(あ~あ、いい気持ちだったのに)
「夏休み帰省するのかって訊いてるでしょ!
んもー、何回言わせるのよっ」
「ん~~~。
まだ…わかんない。友達と旅行行くしバイトもあるし」
「…………はぁ。
あんたね、折角高い入学金払って入ったんだから勉強
しなさいよ!
いい?安定した職に就くためには一年時からこつこつ」
「あっいけない。
コイラン行かなくちゃ!またねママー」
一方的に通話を終了する。
ため息が出る。
大学を辞めたことを知ったらママがどうなるか想像した
だけで恐ろしい。
バイトもしてないし(ママからの送金があるから)、
ヒッキーになってるからお金はあんまかかんない。
友達もいたけど忘れちゃった。
ーーー再び、眠気が頭を襲う。
また眠い。
(いいや……眠ればおじさんに会えるから)
夢乃は再び倒れ込んだ。
聞いてるの?!夢乃ったら!」
突然耳に流れてきたきんきん声で、
夢乃はハッとした。
(あ………自分のアパートだ)
「あ、うん。
で何だっけ?ママ」
電話の向こうから郷里の母親の声がする。
(あ~あ、いい気持ちだったのに)
「夏休み帰省するのかって訊いてるでしょ!
んもー、何回言わせるのよっ」
「ん~~~。
まだ…わかんない。友達と旅行行くしバイトもあるし」
「…………はぁ。
あんたね、折角高い入学金払って入ったんだから勉強
しなさいよ!
いい?安定した職に就くためには一年時からこつこつ」
「あっいけない。
コイラン行かなくちゃ!またねママー」
一方的に通話を終了する。
ため息が出る。
大学を辞めたことを知ったらママがどうなるか想像した
だけで恐ろしい。
バイトもしてないし(ママからの送金があるから)、
ヒッキーになってるからお金はあんまかかんない。
友達もいたけど忘れちゃった。
ーーー再び、眠気が頭を襲う。
また眠い。
(いいや……眠ればおじさんに会えるから)
夢乃は再び倒れ込んだ。

