この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あんなこんなエロ短編集
第10章 another face

「どうしようかなぁ?
どこに入れて欲しい?」
男は体を起こし、
わたしの両脚を抱え上げた。
愉快そうに見下ろしてくる。
口元は征服欲のままに歪んでいる。
「いや……意地悪言わないで」
「言わなきゃ分からないだろ?」
あの時と同じように目尻に皺が寄っている。
「あっ………お、お願い……」
「言いなさい」
掠れた甘い声が、
命令口調になる。
脚の付け根がきゅううっと収縮するのが
分かった。
「お、おまんこに………入れてぇ……」
顔から火が出そうだ。
太く長い根が入ってくる。
ぬちゃっ、と淫靡な水音を立てて。
「ああああーーーっ!」
強い快感が貫く。
わたしはシーツをぎゅっと掴み、
絶叫した。
頭がくらくらする。
ギシギシ鳴る、洒落たホテルのベッド。
男はニヒルとも言える笑みを浮かべ、
わたしの中で暴れ回っている。
粘り気がある淫靡な水音、
リズムをつけて打ち付けてくる男の腰
の重み。
快感の波が高ぶった。
「あん!!ああんっ、あんっ!!」
ーーー妻のためにスイーツを選ぶ男にだって、
裏の顔はあるのだ。
ちょっと誘ったらためらいながらもついて
来た。
ホテルに入るなり男はわたしを押し倒し、
シャワーも浴びず交わっている。
「おら!おら!おら!」
男は猛って、獣のように腰を振る。
ーーーわたしも。
会社では腰を低くして、ニコニコ笑顔を絶やさ
ない。
だからパワハラ上司の標的にされてしまう。
「ああっ!ああん!!
奥イイっ………もっと!もっと犯してぇぇっ」
清潔な事務服に身を包み、
丁寧に仕事をし他人が困っていたら
もちろん手伝う。
ーーー男の荒々しさに体は汗まみれになり、
会社の誰にも見せることがない
淫らな痴態を男に晒している。
貫かれた場所から全身に広がる快感に
わたしは没頭した………………………
〈おわり〉
どこに入れて欲しい?」
男は体を起こし、
わたしの両脚を抱え上げた。
愉快そうに見下ろしてくる。
口元は征服欲のままに歪んでいる。
「いや……意地悪言わないで」
「言わなきゃ分からないだろ?」
あの時と同じように目尻に皺が寄っている。
「あっ………お、お願い……」
「言いなさい」
掠れた甘い声が、
命令口調になる。
脚の付け根がきゅううっと収縮するのが
分かった。
「お、おまんこに………入れてぇ……」
顔から火が出そうだ。
太く長い根が入ってくる。
ぬちゃっ、と淫靡な水音を立てて。
「ああああーーーっ!」
強い快感が貫く。
わたしはシーツをぎゅっと掴み、
絶叫した。
頭がくらくらする。
ギシギシ鳴る、洒落たホテルのベッド。
男はニヒルとも言える笑みを浮かべ、
わたしの中で暴れ回っている。
粘り気がある淫靡な水音、
リズムをつけて打ち付けてくる男の腰
の重み。
快感の波が高ぶった。
「あん!!ああんっ、あんっ!!」
ーーー妻のためにスイーツを選ぶ男にだって、
裏の顔はあるのだ。
ちょっと誘ったらためらいながらもついて
来た。
ホテルに入るなり男はわたしを押し倒し、
シャワーも浴びず交わっている。
「おら!おら!おら!」
男は猛って、獣のように腰を振る。
ーーーわたしも。
会社では腰を低くして、ニコニコ笑顔を絶やさ
ない。
だからパワハラ上司の標的にされてしまう。
「ああっ!ああん!!
奥イイっ………もっと!もっと犯してぇぇっ」
清潔な事務服に身を包み、
丁寧に仕事をし他人が困っていたら
もちろん手伝う。
ーーー男の荒々しさに体は汗まみれになり、
会社の誰にも見せることがない
淫らな痴態を男に晒している。
貫かれた場所から全身に広がる快感に
わたしは没頭した………………………
〈おわり〉

