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あんなこんなエロ短編集
第12章 カノジョのカレ

「まりえー、倫理のテキスト貸して~」
友人・沙梨(さり)の元気な声が聞こえた。
沙梨は腰まである艶やかな髪を揺らし、
駆け寄ってきた。
わたしはバッグからテキストを出し、
立ち上がり歩いていく。
「これでいい?さり」
テキストを渡そうとすると、
沙梨の隣にいた男子がひょいと顔を寄せた。
「まりえー、この人にも見せていい?」
わたしは口角を少し高く上げて、
「いいよ」と微笑えむ。
男子が「………ありがとっ」と目をそらした。
わたしは何も言わず自分の席に戻った。
目に見えるようだ。
今、沙梨は男子を肘で突き『好感触じゃん?』とからかう。
男子は『そんなんじゃねぇよ』と怒りながら頬を染めるーーーーーーー
彼はまりえを想いながら、
自宅であれをしごくんだろう。
友人・沙梨(さり)の元気な声が聞こえた。
沙梨は腰まである艶やかな髪を揺らし、
駆け寄ってきた。
わたしはバッグからテキストを出し、
立ち上がり歩いていく。
「これでいい?さり」
テキストを渡そうとすると、
沙梨の隣にいた男子がひょいと顔を寄せた。
「まりえー、この人にも見せていい?」
わたしは口角を少し高く上げて、
「いいよ」と微笑えむ。
男子が「………ありがとっ」と目をそらした。
わたしは何も言わず自分の席に戻った。
目に見えるようだ。
今、沙梨は男子を肘で突き『好感触じゃん?』とからかう。
男子は『そんなんじゃねぇよ』と怒りながら頬を染めるーーーーーーー
彼はまりえを想いながら、
自宅であれをしごくんだろう。

