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あんなこんなエロ短編集
第12章 カノジョのカレ

「嫌?
嫌なら帰ってよ。
殴られたことは別に怒ってないからさ、
後でつけ回したり報復企んだりしないよ」
そう言いながら隣に座る葉。
「嫌………じゃない」
腹が立って叩いたのだが、苛立ちは消えていた。
「本当っ?!」
「今は。とりあえず」
「何それ。
まぁいいけど……」
「………いただきます。
…………美味しい!」
「だろー?(ニヤリ)
豆から送ってもらってんだよ」
「ねぇ。
一歩引いてるのと一歩高い場所から見てるのは
どう違うの?」
「ん?
ああ………さっきの」
まりえは頷いた。
「似てるから違い分からなくなるけどさ。
ただ観察してから自分が動くのと、
観察して感情が湧くのは違うんじゃないの」
「感情………」
「観察してこの人こう出るだろうな、
じゃあ自分はこう動けば円滑に行く……ってのは
単なるるチームワークみたいなものでしょ。
見下ろしてたら鼻白んだり嫌になったりしな
いか」
ドキッとする。
確かに、わたしは飽きたり白けたりする。
「うん………」
何だろう………今まで深く考えたこともなかった………
わたしに向けて発信してきたのは、
分かり易い敵意とか好意とか友情だったから。
嫌なら帰ってよ。
殴られたことは別に怒ってないからさ、
後でつけ回したり報復企んだりしないよ」
そう言いながら隣に座る葉。
「嫌………じゃない」
腹が立って叩いたのだが、苛立ちは消えていた。
「本当っ?!」
「今は。とりあえず」
「何それ。
まぁいいけど……」
「………いただきます。
…………美味しい!」
「だろー?(ニヤリ)
豆から送ってもらってんだよ」
「ねぇ。
一歩引いてるのと一歩高い場所から見てるのは
どう違うの?」
「ん?
ああ………さっきの」
まりえは頷いた。
「似てるから違い分からなくなるけどさ。
ただ観察してから自分が動くのと、
観察して感情が湧くのは違うんじゃないの」
「感情………」
「観察してこの人こう出るだろうな、
じゃあ自分はこう動けば円滑に行く……ってのは
単なるるチームワークみたいなものでしょ。
見下ろしてたら鼻白んだり嫌になったりしな
いか」
ドキッとする。
確かに、わたしは飽きたり白けたりする。
「うん………」
何だろう………今まで深く考えたこともなかった………
わたしに向けて発信してきたのは、
分かり易い敵意とか好意とか友情だったから。

