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あんなこんなエロ短編集
第12章 カノジョのカレ
ーーーーー次の日になっても、


まるで熱があるみたいにカラダが熱い。



「………………え!


まりえっ!まり!」



「………えっ………


な、何?沙梨」



「どしたの?ぼーっとしちゃって、



まりえらしくない。



また熱出たんじゃない?」



沙梨がわたしのおでこに手を当てた。



「熱い!



保健室行こうよ、これ熱あるって!」



沙梨に引きずられ、



保健室に向かう。




養護教諭は「はい、体温計って」と体温計を差し出した。



ピッ。




「…………あら?無いわね。



36.4℃。ちょっと失礼。



おでこは熱いわねぇ。



少し寝ていきなさいな」



さっさと決められてしまい、



まりえは寝ることになった。




体調なんて悪くないのにな………




ベッドに潜り込む。




ここで、葉が寝てたんだ。



初めて会った日のことを思い出す。



フフンと笑われ、



裏があって嫌な感じがした。



なのに…………、



言葉は正直で、それが居心地良くて。



いつの間にか…………



今、葉が寝ていた訳でもないのにシーツを撫でてしまう。




ーーーーー目を閉じると、



昨日の行為が浮かぶ。



カッと下腹が熱くなった。



お互いに名前を呼び合った。




1時間後、



まりえは保健室を出て教室に戻った。
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