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王子様は、きらきら星の住人
第2章 十六歳の誕生日
「うーん、相変わらずコマイの言うことはよくわかんねーなー」
米田が呆れた返事をする。
真由は机に突っ伏しながら左腕に嵌められた腕時計の時間を気にし始めた。
寝たふりをしている場合ではないのだけれど。私は忙しい。そう、今日は特に。
真由は両腕を思いきり前に向かって伸ばしながら欠伸をし、いかにも今起きた風を装った。
「おーー!水波ーー!」
細井が待ってましたとばかりに声をかけてくる。
真由は気だるげな眼差しを米田と細井に向けて、肩の上で踊る巻き毛をかきあげると、ろくに中身の入っていない鞄を抱えて席を立った。
「ちょ、待てよ!」
後ろから細井が引き留めるが、真由は聞こえない振りをした。待て、と言われて待つバカがいるか。談笑するクラスメイトの女子が何人か出入り口にたむろしていて邪魔なので、わざと中央を突っ切って出ていく。
非難と、どこか嘲笑の混じった眼差しを向けられるが、そういう類いの扱いに真由は慣れている。何とも思わない。
米田が呆れた返事をする。
真由は机に突っ伏しながら左腕に嵌められた腕時計の時間を気にし始めた。
寝たふりをしている場合ではないのだけれど。私は忙しい。そう、今日は特に。
真由は両腕を思いきり前に向かって伸ばしながら欠伸をし、いかにも今起きた風を装った。
「おーー!水波ーー!」
細井が待ってましたとばかりに声をかけてくる。
真由は気だるげな眼差しを米田と細井に向けて、肩の上で踊る巻き毛をかきあげると、ろくに中身の入っていない鞄を抱えて席を立った。
「ちょ、待てよ!」
後ろから細井が引き留めるが、真由は聞こえない振りをした。待て、と言われて待つバカがいるか。談笑するクラスメイトの女子が何人か出入り口にたむろしていて邪魔なので、わざと中央を突っ切って出ていく。
非難と、どこか嘲笑の混じった眼差しを向けられるが、そういう類いの扱いに真由は慣れている。何とも思わない。

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