この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子様は、きらきら星の住人
第2章 十六歳の誕生日
11年前の事件でお母さんは変わってしまった。
お父さんの事が大好きで、私の目の前でも手を繋いだり、キスしたりしていたお母さん。フリルやレースやお花が大好きだった少女のようなお母さん。
お母さんは、狂ってしまった。
私と、私の家族の運命も、生活も。
お父さんは、とーた君のお母さんと浮気していた。
お母さんはとーた君のお母さんーー名前を知っていたような気がするけど、忘れてしまったーーと仲良しだったから、余計にショックだったらしい。
だからって、発表会で、皆の集まる場所であんな風に暴露しなくてもいいのに。
大人はよく「大人なんだし」とか「大人なんだから」とかいうくせに、端からみると大人じゃない振る舞いをすることがある。
あの日のお母さんがまさにそうだ。
少なくともあの人たちは皆間違っていた。
話し合いの場を適当にセッティングするなりして、私たち子どもを巻き込まずに三人で冷静に相談するっていう方法を取るべきだった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


