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処女(はじめての)調教
第1章 初めてのラブホテル
すぐ横の駐車場にいくと、彼は助手席のドアを開き私をエスコートしてくれた。
車の名前なんかわからない。
白くて大きくて高そうな車。
綺麗な車内は微かにミントの香りがした。
時刻は一時半を少し回っていた。
助手席に乗るのは初めてだった。
もちろん、男性と二人っきりで乗るのも初めて。
なんだか急に大人になったようでテンションが上がった。
どこに向かうのかは恥ずかしくて聞かなかった。
心の中ではわかっていたし、もう私は決心していた。
「美希ちゃん───“あれ”……持ってきたかい?」
カフェから離れ、しばらく走ったところで彼が聞いてきた。
“あれ”が何を指すのか、なんとなくすぐわかった。
「うん……」と小さく答え、膝上にあるバッグに視線をやった。
少し膨れたバッグの中には学校の制服が入っていた。
白い夏服のセーラー服……。