この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
処女(はじめての)調教
第1章 初めてのラブホテル
浴室を出ると、部屋は少し暗くなっていた。
彼はベッド横のソファーの前に立っていた。
テーブル上には二本の吸い殻が転がる灰皿と、小さなバッグがあった。
「おいで……美希───」
彼の声に誘われ、私は下を向いたままソファーに近づいた。
本当に凄く恥ずかしくて、凄くドキドキした。
この人なら……この人にならどうされてもいい───
私の処女(はじめて)を捧げてもいい。
自然とそう思える雰囲気を感じていた。
彼のすぐ側に立つと、微かなタバコの香りと熱い視線を感じた。
心臓が飛び出すくらいドキドキした。
「怖いかい?美希───」
すぐ側に聞こえる彼の声に、私は無言で頷いた。
やっぱり少し怖かった。
でもそれ以上に恥ずかしくてドキドキして───
そして待ち侘びていた。