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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第39章 達也の満ち溢れた野心
「貴方は知らないと思うんだけど、亮輔の高校の担任だった教師が大学生の頃にお父さんと関係を持って…最初はあの女に堕ろすように言ったわ。でもあの女、お父さんと同時に当時の常務だった鴨志田という人の養子縁組を結んだんだけど、要はその常務の金狙いだったのよ。
しかも、お父さんとの間に亮輔を生んで…
アタシは本来、亮輔を引き取るつもりはなく、達也、あなたを引き取るつもりだったの。
でも、その鴨志田って常務は社長とただならぬ関係らしく、アタシは結婚する前に社長の秘書をして…まぁ秘書兼愛人だったんだけどね。
そして常務と養子になったあの女は勝手に亮輔を生んだの!
本来ならあの女が亮輔を育てるつもりだったのよ!
それなのに…常務が社長を通じて、アタシに亮輔を引き取るように言われたの。
最初は断ったわよ、勿論。なんで他所の女の子供を引き取らなきゃならないんだって。
そしたら社長、常務にはどうやら過去に色々な事で汚れ役をやってもらった事があって、常務には頭が上がらなかったみたい。
詳しい事は解らないけどね。
で、アタシは既に離婚するつもりでいたんだけど、社長に頼まれ、どうしても引き取って欲しい、それなりの援助はするからって事で亮輔を引き取る事になったの。
でも、まぁその社長のおかげで水商売やってたアタシが、援助してもらったお陰で店を持つようになったんだからね。
いいんだか、悪いんだか、よく解らない人生ね、ホントに」
成る程、亮輔はあのソープ嬢の息子だったのか。
野心に満ち溢れた達也はまず手始めに鴨志田に近づき、協力を得るように、何度も店に足を運んだのだ
しかも、お父さんとの間に亮輔を生んで…
アタシは本来、亮輔を引き取るつもりはなく、達也、あなたを引き取るつもりだったの。
でも、その鴨志田って常務は社長とただならぬ関係らしく、アタシは結婚する前に社長の秘書をして…まぁ秘書兼愛人だったんだけどね。
そして常務と養子になったあの女は勝手に亮輔を生んだの!
本来ならあの女が亮輔を育てるつもりだったのよ!
それなのに…常務が社長を通じて、アタシに亮輔を引き取るように言われたの。
最初は断ったわよ、勿論。なんで他所の女の子供を引き取らなきゃならないんだって。
そしたら社長、常務にはどうやら過去に色々な事で汚れ役をやってもらった事があって、常務には頭が上がらなかったみたい。
詳しい事は解らないけどね。
で、アタシは既に離婚するつもりでいたんだけど、社長に頼まれ、どうしても引き取って欲しい、それなりの援助はするからって事で亮輔を引き取る事になったの。
でも、まぁその社長のおかげで水商売やってたアタシが、援助してもらったお陰で店を持つようになったんだからね。
いいんだか、悪いんだか、よく解らない人生ね、ホントに」
成る程、亮輔はあのソープ嬢の息子だったのか。
野心に満ち溢れた達也はまず手始めに鴨志田に近づき、協力を得るように、何度も店に足を運んだのだ