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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第58章 五千万で掌握

「ねえ、母親の資産てどこにあるの?それ山分けする約束だったじゃない?」
鴨志田は達也に協力するために汚れ役を買ってでた。
「資産か、資産ならいくらでもある。あちこちに展開してる店舗が資産だ。
今のところ順調に利益を上げているからそれまで待っててくれよ」
達也は鴨志田に大きな紙袋を渡した。
「その中に金入れるんだ、バレないようにロッカーにでも入れておけ」
「ま、3千万手に入ったんだからこれで約束通りね。でも今度こんな事があったらもう少し色つけてよね」
鴨志田は部屋を出て、ロッカーに紙袋をしまった。
「これならもっと甘い汁が吸えそうだわ…」
ウキウキ気分で鴨志田はロッカーのキーを取り出し、3千万を閉まった。
さて、もう1つの約束を守らなければ、と達也は電話をかけた。
「あ、もしもし、お疲れ様です。沢渡さんをここに呼んでもらえますか?」

