この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第58章 五千万で掌握

いくら社長とはいえ、女性に怒鳴られ、八つ当たりされては男のプライドにキズがつく。
だが、沢渡は文句1つ言わず、母親に付き、献身的にフォローしてきた。
「…」
「確かに僕は沢渡さんとの約束を守り、社長に就任しました。
ですが、僕は母のように沢渡さんのプライドをキズ付けるような事はしません」
「…はい」
「確かに母はかなりやり手でここまで会社を大きくしてきました。でも、それもこれも沢渡さんがいるからこそ、ここまで成長したんです。母はワンマン過ぎました。それに男の気持ちが解ってなかった。
何故、あんなに辛くあたるのか、沢渡さんも限界だったのでしょう」
「…いえ、私が至らないばかりに」
「そんな事はありません。母はヒステリック過ぎだ。僕はそれを目の当たりにして、これじゃいけないと思ってました。
言わば、織田信長と明智光秀のような関係になってしまう、そう懸念してました」
「そうでしたか…」
だが、沢渡は文句1つ言わず、母親に付き、献身的にフォローしてきた。
「…」
「確かに僕は沢渡さんとの約束を守り、社長に就任しました。
ですが、僕は母のように沢渡さんのプライドをキズ付けるような事はしません」
「…はい」
「確かに母はかなりやり手でここまで会社を大きくしてきました。でも、それもこれも沢渡さんがいるからこそ、ここまで成長したんです。母はワンマン過ぎました。それに男の気持ちが解ってなかった。
何故、あんなに辛くあたるのか、沢渡さんも限界だったのでしょう」
「…いえ、私が至らないばかりに」
「そんな事はありません。母はヒステリック過ぎだ。僕はそれを目の当たりにして、これじゃいけないと思ってました。
言わば、織田信長と明智光秀のような関係になってしまう、そう懸念してました」
「そうでしたか…」

