この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第58章 五千万で掌握

沢渡も母親から随分と怒られた事を思い出し、ついカッとなってしまうところを何度も堪えてやけ酒を飲んでいた日々もあった。
「僕は社長ですが、実質上の会社の代表は沢渡さんだと思ってます。それにまだヒヨッ子の僕が沢渡さんにそんな事出来るワケないじゃないですか」
達也は真剣な眼差しで沢渡の表情を見ていた。
「ありがとうございます。そこまで私の事を思っていたとは…」
沢渡は礼を述べた。
「沢渡さん、今母はどこにいるのか解らない、行方不明です。
息子の僕としては、1日でも早く見つかって欲しい。だが、この会社の代表取締役という事を放棄して、言わばバックレたんです。
もし、万が一、母が戻ってきたとしても、この会社を明け渡すつもりは無いです。
今更ノコノコ出て来て、また社長に戻るなんて事は絶対に許しません」
「了解しました」
「ですから沢渡さん、これからは新体制でこの会社を更に大きくしていきましょう」
そう言って達也は右手を差しのべた。
「いえ、こちらこそよろしくお願いします!」
沢渡は両手でガッチリと握手した。
5000万で沢渡をも掌握した達也の野望は止まらない。
次なるターゲットは、もう頭の中で決めてあり、どのようにして消し去るかシミュレーションしていた。
「僕は社長ですが、実質上の会社の代表は沢渡さんだと思ってます。それにまだヒヨッ子の僕が沢渡さんにそんな事出来るワケないじゃないですか」
達也は真剣な眼差しで沢渡の表情を見ていた。
「ありがとうございます。そこまで私の事を思っていたとは…」
沢渡は礼を述べた。
「沢渡さん、今母はどこにいるのか解らない、行方不明です。
息子の僕としては、1日でも早く見つかって欲しい。だが、この会社の代表取締役という事を放棄して、言わばバックレたんです。
もし、万が一、母が戻ってきたとしても、この会社を明け渡すつもりは無いです。
今更ノコノコ出て来て、また社長に戻るなんて事は絶対に許しません」
「了解しました」
「ですから沢渡さん、これからは新体制でこの会社を更に大きくしていきましょう」
そう言って達也は右手を差しのべた。
「いえ、こちらこそよろしくお願いします!」
沢渡は両手でガッチリと握手した。
5000万で沢渡をも掌握した達也の野望は止まらない。
次なるターゲットは、もう頭の中で決めてあり、どのようにして消し去るかシミュレーションしていた。

