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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第14章 出生の秘密
今まで持っていたスマホは郵送で送り返した。
父親と一緒にショップに行き、新しいスマホを手にいれた。
「ありがとうございます。この連絡先は母には教えるつもりはありません。」
「そうだな、教えたらまた元の生活に戻ってしまうかもしれないからな」
オレにとって父親は救世主のような存在だった。
冗談ではなく、母親の淫らな行為に付き合わされて先が見えずに暗く沈んでいたオレに手を差しのべてくれた恩人だ。
あれから母親は父親に何度も連絡し、亮輔を返してほしいと言ってるらしい。
だが、全てを父親に話したオレの事を引き渡すつもりはなく、お前は母親失格だ、と言っていたのをオレは側にいて聞いていた。
母親も亮輔を引き渡さなかったら裁判を起こす等と言ったらしいが、今までの経緯を言えば母親が不利になることはあきらかだ。
そして高校の入学式を迎えた。入学式には父親が来てくれた。
これがホントの親子なんだ、今までのは親子ごっこをしていたイカれた関係だったのだと。
その夜、父親はオレに出生の秘密を教えてくれた。
父親と一緒にショップに行き、新しいスマホを手にいれた。
「ありがとうございます。この連絡先は母には教えるつもりはありません。」
「そうだな、教えたらまた元の生活に戻ってしまうかもしれないからな」
オレにとって父親は救世主のような存在だった。
冗談ではなく、母親の淫らな行為に付き合わされて先が見えずに暗く沈んでいたオレに手を差しのべてくれた恩人だ。
あれから母親は父親に何度も連絡し、亮輔を返してほしいと言ってるらしい。
だが、全てを父親に話したオレの事を引き渡すつもりはなく、お前は母親失格だ、と言っていたのをオレは側にいて聞いていた。
母親も亮輔を引き渡さなかったら裁判を起こす等と言ったらしいが、今までの経緯を言えば母親が不利になることはあきらかだ。
そして高校の入学式を迎えた。入学式には父親が来てくれた。
これがホントの親子なんだ、今までのは親子ごっこをしていたイカれた関係だったのだと。
その夜、父親はオレに出生の秘密を教えてくれた。