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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第77章 一生付きまとう

仮にオレに気があったとしても、オレは付き合うつもりはない。
それに彼女には彼氏がいるだろうから、そんな関係にはなるはずがない。
「別にいいけど、明日は母親の墓参りに行くから、早めに切り上げるならいいよ」
「そうか、明日お母さんの墓参りなんだ…じゃあ止めとく?」
少し残念そうな顔を浮かべ、凜は机にある教科書をバックに入れていた。
「いや、少しなら大丈夫。そんなに遅くならなければ問題ないよ」
オレも何か1人になるのはイヤだった。
いつも孤独で誰とも話などしなかったオレだが、今日は何故だか人と触れあいたい気分だ。
どうせ1人になっても、また風俗に行くぐらいだから、たまにはいいだろうと思い、凜と一緒にカラオケボックスに入った。
「そういえばこの前、古賀くん歌わなかったよね?私、古賀くんの歌聴いてみたいな」
歌か…
何歌えばいいんだ。
以前、小島に誘われ、何度かカラオケに行ったが、歌える歌なんて1曲か2曲ぐらいだ。
おまけに下手くそだし、音程は外しっぱなしだ。
晒し者みたいで、音痴なオレには苦痛なだけだ。
でも、今日は誰かといたい気分だし、聴いてるのは凜だけだから、歌ってみよう。
オレは数少ないレパートリーの曲を歌った。
それに彼女には彼氏がいるだろうから、そんな関係にはなるはずがない。
「別にいいけど、明日は母親の墓参りに行くから、早めに切り上げるならいいよ」
「そうか、明日お母さんの墓参りなんだ…じゃあ止めとく?」
少し残念そうな顔を浮かべ、凜は机にある教科書をバックに入れていた。
「いや、少しなら大丈夫。そんなに遅くならなければ問題ないよ」
オレも何か1人になるのはイヤだった。
いつも孤独で誰とも話などしなかったオレだが、今日は何故だか人と触れあいたい気分だ。
どうせ1人になっても、また風俗に行くぐらいだから、たまにはいいだろうと思い、凜と一緒にカラオケボックスに入った。
「そういえばこの前、古賀くん歌わなかったよね?私、古賀くんの歌聴いてみたいな」
歌か…
何歌えばいいんだ。
以前、小島に誘われ、何度かカラオケに行ったが、歌える歌なんて1曲か2曲ぐらいだ。
おまけに下手くそだし、音程は外しっぱなしだ。
晒し者みたいで、音痴なオレには苦痛なだけだ。
でも、今日は誰かといたい気分だし、聴いてるのは凜だけだから、歌ってみよう。
オレは数少ないレパートリーの曲を歌った。

