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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第89章 商品として

今さら顔の表情を変えろと言われても出来るのだろうか。
「貴方はとても優秀なレンタル要員になれそうだわ。で、肝心のお金の事だけど。
1日だと10万、1週間だとその7倍、1ヶ月だと…30日だから300万。
その金額から私達が4割を貰うの。だから1日だと貴方が貰える金額は6万。
1週間だと42万。1ヶ月になれば180万。後は貴方次第でお小遣いをくれるお客様もいるから、気に入られるように頑張らないとね。どう、このシステムなの。大丈夫かしら?」
成る程、そういうシステムか…だが、一体何をさせられるのか、それが不安だ。
「フフッ、心配そうな顔してるわね。でも大丈夫。あなた方は大事な商品なの。だから決して法に触れないようにお客様には伝えているから」
そんな事言っても、中にはグレーなヤツだっているだろう。
そう、オレが凜にしてきたような屈辱的な事を。
それでも耐えなければならないのか。
凜にしてきた仕打ちがまさか自分に返ってくるかのような…
でも、後戻り出来ない、母親の治療費の為だ、多少の事は目を瞑ろう。
「他に何か質問はあるかしら」
しかしよく見れば見るほど母親に似ている。
この妖艶さがオレの下半身を熱くさせる。
間違いない、この女オーナーは母親と同じタイプの人間だ。
しかもセックスにはかなり貪欲な性格に違いない。

