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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第17章 学校どころではない
どこをどうやったら解決法があるというのだ。単なる引き延ばしにしか過ぎない。

オレは踵を返し、鴨志田の前でぶちまけた。

「じゃあ先生。先生がオレの面倒を見てくれますか?オレに援助してくれますか?それが出きるならオレはバイトを辞めて真面目に学校に通いますよ。でも出来ないでしょ?」

鴨志田は何も反論できず無言だった。
結局教師ってのは、所詮そんなもんだ。
聖職だとか言われているが、そこまでできる先生様がこの世にいるかってんだ。

オレは教室を後にした。そしてバイトではポテトを揚げ、スライスしたトマトや他の具材をバンズの挟み、包装してお客さんに出し、ゴミの分別処理等、色々とやらなきゃならない事がいっぱいある。

今日もクタクタで1日が終わった。
こんな夜に学生服ウロウロしてるのはオレぐらいだ。

目の前に牛丼屋があった。かなり腹がへっていた。だが、ここで食べるより、早く家に帰り、飯の支度をしないと。といっても、米に玉子とお新香しかない。

普通の家庭に生まれてきたら、朝昼晩と三食キチッと食べられただろう。

だが、オレは、こんなに働いてもまともに三食を食えない。

情けなくて涙が出そうとかそんな事はなかった。実際、そんなんで泣いてる暇があったら他の事を考えるしかない。泣いてるうちはまだ余裕があるからだ。

とにかく腹が減って倒れそうだ。ようやくマンションの前まで着いた。
ん?エントランスのオートロックのとこに誰かいる。何者だ?

怪しいヤツだな。オレは恐る恐る近づいた。

「あ、古賀くん、今帰りなの?良かったら一緒にご飯食べない?」

鴨志田がエントランスでオレの帰りを待っていたみたいだ。

何やら食料をかなり買い込んでるみたいだが…
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