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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第19章 女教師との同居
鴨志田は鍋の火加減を見ながら、また話を蒸し返そうとしてきた。

「だから今のオレの生活を見て解るでしょ?とにかく働けない事には食っていけないんすよ。何のつもりでここに来たか知らないけど、オレには金が必要なんです。食費だってバカにならない。だからオレは1日1食しか食ってないんすよ」

「えぇ、1食?それはダメよ、ちゃんと食べないと…」
鴨志田の言葉を遮るようにオレは続けた。
「だからそうでも切り詰めないと生活できないの!解る?一人でやってくにはこうしなきゃ生活できないんだよ!」

また水掛け論じゃねぇか。
この女とは話が合うワケがない。

鴨志田は鍋の蓋を開け、アクを取りながらオレに信じられない事をいい始めた。

「古賀くん、これは先生としてじゃなく、あくまで私個人の意見なんだけど」

またくだらねぇ話か、聞きあきたよ、そんな話は。

「私ここに住んでいいかな?」

…は?オレは一瞬耳を疑った。

住む?この女がここに住むってのか?

何を言ってんだ、この女は?

「でね、もし私がここに住むようになったら食費とか光熱費ぐらいなら出せるし。ほら、ここに住む家賃代わりとして払えばそんなお金かからないし、古賀くんも安心して学校に通えるじゃない?」

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