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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第134章 悪魔にもなれなかった雑魚

沢渡さんに、ヤンキーの住む場所を紹介してもらえないか、と頼んでみた。
この日、連絡も無しに沢渡さんが家に来た。
近くに用があって、その帰りに家に寄り、母親の為に線香を上げてくれた。
「沢渡さん、わざわざありがとうございます。もう、沢渡さんとは関係は無いのに、こうやって母に線香を上げてくれるなんて、母も喜んでます」
オレは沢渡さんに深々と礼をした。
「何言ってんだ、私は君のお母さんに随分と世話になったんだ。これぐらいの事は当然だよ」
母親と沢渡さんは、母親がスナックで雇われママとして働いた頃からの知り合いだった。
パトロンのお陰でもあるが、会社を大きくして、母親を実業家にさせたのは他ならぬ沢渡さんだ。
その後は母親の右腕として、会社を切り盛りしていった。
最近解った事だが、母親と沢渡さんは公私共に仲が良く、沢渡さんは母親と深い関係だったらしい。
沢渡さんは妻子のいる身だが、そこは大人の事情というか、踏み込んではならない世界で、当時中学生だったオレは知る由もない。
そして、母親に色々なテクニックを仕込んだのは沢渡さんだったらしい。
この日、連絡も無しに沢渡さんが家に来た。
近くに用があって、その帰りに家に寄り、母親の為に線香を上げてくれた。
「沢渡さん、わざわざありがとうございます。もう、沢渡さんとは関係は無いのに、こうやって母に線香を上げてくれるなんて、母も喜んでます」
オレは沢渡さんに深々と礼をした。
「何言ってんだ、私は君のお母さんに随分と世話になったんだ。これぐらいの事は当然だよ」
母親と沢渡さんは、母親がスナックで雇われママとして働いた頃からの知り合いだった。
パトロンのお陰でもあるが、会社を大きくして、母親を実業家にさせたのは他ならぬ沢渡さんだ。
その後は母親の右腕として、会社を切り盛りしていった。
最近解った事だが、母親と沢渡さんは公私共に仲が良く、沢渡さんは母親と深い関係だったらしい。
沢渡さんは妻子のいる身だが、そこは大人の事情というか、踏み込んではならない世界で、当時中学生だったオレは知る由もない。
そして、母親に色々なテクニックを仕込んだのは沢渡さんだったらしい。

