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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第171章 私も整形したい…
達也は身を潜める為にこの場所を選んだ。
ナツが在日だからという理由ではなく、ここへ住んでハングルを覚えれば、在日コリアンだと見られ、カムフラージュ出来るという理由からだ。
そしてもう1つ、沢渡と亮輔を始末するのにはなるべく近場にいた方が良いと思ったのも理由の1つだ。
「達っちゃん」
ナツは達也の事を達っちゃんと呼んでいる。
「ん、どうした?」
ナツは今の自分の気持ちを伝えた。
「…あの、私も整形したい…私、顔にコンプレックス持ってるし…」
デリヘルをやっていた頃、ナツの顔を見てチェンジという客が何人もいた。
この顔じゃなければ、この顔じゃなかったらもっと別の人生が送れたはず…
「…うん、オレも変えてるし、ナツがやりたいならやればいいと思うよ」
「ホントに?」
ナツは期待に胸を踊らせていた。
エラの張った頬骨を削り、二重まぶたにして、歯の矯正もしたい…
だが、それにはかなりの費用がかかる。
「いいよ、金ならあるじゃん」
達也は弁護士から奪い取ったアタッシュケースを押し入れから取り出した。
「ほら、この金でなりたい顔になればいいよ」
全部で1億円、これならば理想の顔になれる、ナツは美容整形外科に行く決心をした。
ナツが在日だからという理由ではなく、ここへ住んでハングルを覚えれば、在日コリアンだと見られ、カムフラージュ出来るという理由からだ。
そしてもう1つ、沢渡と亮輔を始末するのにはなるべく近場にいた方が良いと思ったのも理由の1つだ。
「達っちゃん」
ナツは達也の事を達っちゃんと呼んでいる。
「ん、どうした?」
ナツは今の自分の気持ちを伝えた。
「…あの、私も整形したい…私、顔にコンプレックス持ってるし…」
デリヘルをやっていた頃、ナツの顔を見てチェンジという客が何人もいた。
この顔じゃなければ、この顔じゃなかったらもっと別の人生が送れたはず…
「…うん、オレも変えてるし、ナツがやりたいならやればいいと思うよ」
「ホントに?」
ナツは期待に胸を踊らせていた。
エラの張った頬骨を削り、二重まぶたにして、歯の矯正もしたい…
だが、それにはかなりの費用がかかる。
「いいよ、金ならあるじゃん」
達也は弁護士から奪い取ったアタッシュケースを押し入れから取り出した。
「ほら、この金でなりたい顔になればいいよ」
全部で1億円、これならば理想の顔になれる、ナツは美容整形外科に行く決心をした。