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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第185章 ケリをつけてやる
沢渡さんは何も武器を持ってないはずだ、危険過ぎる!

「いいねぇ、じゃあまず沢渡、テメーから始末してやる。
今すぐ女房と娘の所に逝っちまいな!」

この狭いコンテナの中であんな長い刀を振り回して斬れるのか…

「言っとくがな、オレのこの殺し方、誰の直伝か解るか?」

ニヤけながら刀をこっちに向け、ヤツは笑いながら話を続けた…

「沢渡龍三…知ってるよな、おい。テメーのオヤジがコリアンタウンで在日のヤツら相手に教えた殺人術だ!」

「沢渡さんの父親が?」

「…」

沢渡さんは無言のまま左手を前にし、右拳を腰に当てるような構えをしている。

空手か何かの型なのか…

「テメーのオヤジ、昔は殺し屋だったそうだな?聞いたぜオヤジの愛弟子から」

「…言う事はそれだけか?」

沢渡さんは構えたまま微動だにしない、目の前には無惨に殺された奥さんと娘さんの遺体が転がっているにも関わらず…


「そんな構えでオレを倒せるのか、しかも素手でオレに挑むとは…」

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