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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第2章 アルデバランの女 食欲の章
 数日後、牛島夫妻から振り込まれた鑑定料金が一桁多いことに気が付き、牛島家へ電話を掛けた。

「鑑定料金についてなんですが」
「あら足りませんでした?」
「いえいえ。逆ですよ。多いんです。お間違えじゃないですか」

「ふふ。私たちの気持ちも入ってます。夫婦ともども先生にはとっても感謝しています。
本当に欲しいものが手に入った気がします。お安いものです。受け取ってくださらないとまたお願いしちゃいますよ?」
「えっ、あ、いや。そうですか。じゃあ有り難く頂戴します。では、これで」

「ほんとにお世話になりました。あ、あの先生」
「あ、はい」
「先生のも――美味しかった……じゃ」

 電話は切れた。
僕は裕美子の肉厚でぽってりした柿色の唇を思い出し、受話器を握りしめながら勃起していた。
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