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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第6章 バルゴの女 処女の章
 唇を離し見つめると、真澄は目を軽く開き「あなたは神父様に少し似ています。その、眼鏡も……」と、恥ずかしそうに言った。

「じゃ、僕を神父様だと思って、いつもしているようにしてみてくれませんか?」

「えっ」

「彼を想ってなさってるのでしょう?」

「ああ……、自慰行為を知られてしまうなんて」

 真澄はいやいやをする子供のように頭を振った。

「今はセルフプレジャーと言うそうですよ」
「セルフ、プレジャー?」

「ええ。自分に喜びを与えることで、後ろめたいことでも恥ずかしいことでもありません」
「そ、そうなのね」

 彼女の繊細で華奢な右手をとり、彼女のショーツの上に置き、左手を乳房の上に置いてその手の上から一緒に揉む。

「あ」

「さあ、神父様があなたを愛撫するのを想像して」

 真澄はさっと顔を赤らめ肩をすくめ、身体を固く小さくした。少し膨らんだ突起がショーツを押し上げているのが見えたので、そこへ彼女の人差し指を持っていき回転させる。

「あっ、ふっ、うっ、ふぅうう」

 こちらが助走をつけてやるように回転させると、いつの間にか真澄自身が指先の回転を上げ始め、苦悶の声を上げ始める。

「う、う、うっ、くぅうう、ふうっ」

 しばらくすると回転する速度がますます早くなり、両足をピンっと伸ばし始めたので、その手を取り上げた。


「ああああっ、何を!あうううっうううう」


 もう五回転ほどで絶頂を迎える真澄を強引に止める。あと一息というところで寸止めされた真澄は、混乱と動揺と被虐的な表情でこちらを見た。
手首を僕に掴まれたまま、身をよじりながら腰をくねらせ抗議する。

「ひどい、ひどいですわ。どうして、こんな意地悪を……」

 辛そうに身悶えする彼女は、少女の様に可憐だ。

「すみません。あのままイってしまわれると満足してしまうでしょう。そうするとまた振出しに戻ってしまう」
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