この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お兄ちゃんといっしょ
第9章 第9章
「会社休むんだって…気合い入ってんなあ」


 お兄ちゃんはハンドルを操作しながら、器用に、なにか返信を入力している。


「会社休んでまで12歳の初体験を欲しがるなんか正気の沙汰じゃないよな。
 兄ちゃんの初体験なんか中2んときだよ。
 それでも早い方だったんだ。
 相手は中学は違ったけどおんなじ中2の、処女のコだったんだけどさ」


 その状態でさらに、私に話をしているのだ。


「すっげー痛がって、めちゃくちゃ泣いて、散々だったよ。
 終わったあとその子がまんこから血ぃ流してんのを見たら俺さ、なんか気持悪くて冷めちゃって…
 だからその子とはそれっきりだった」


 ラインの通知音。
 お兄ちゃんがにやりと笑う。


「それがトラウマで、血が苦手になっちゃってさ。
 とくに、まんこから血が出るとこは二度と見たくねーわ」


 信号…。
 器用なお兄ちゃんはハンドルを持ったまま。
 スマホを握りしめたまま。


「奈々の処女まんこはちっちゃいからさ。
 兄ちゃんの入れたらきっと、破れて血がでちまうよ」


 身体を捻って、器用に、私の唇にキスをした。


「…でも二度目なら、出ないかも知れない」



 唇に髭が触れる。
 熱い息。


 やっぱり、人間は嘘を付く生き物だ。


「…ばあちゃんち、帰るんだよな?」


 青信号。


 私の身体から離れていくお兄ちゃんは、やっぱり、いつもの調子で笑っていた。





/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ