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お兄ちゃんといっしょ
第2章 第2章
私にはお兄ちゃんしか家族がいない。
けれど、お兄ちゃんと一緒に暮らすようになったのは今から2ヶ月ほど前のこと。
それまで私はおばあちゃんと暮らしてた。
おばあちゃんは、私の人生に干渉した。
いいや、常に支配しようとした。
私を捨てた両親…つまり自分の娘夫婦に対する当てつけかのように私をマトモな大人にしようと、支配したのだ。
おばあちゃんの存在が重かった。
あるとき、急に息が出来なくなった。
教室でも家でも。
いわゆる過呼吸ってやつ。
紙袋がなきゃ生きられなくなった。
だから私は、逃げた。
おばあちゃんから逃げて、お兄ちゃんのとこに。
けれど、お兄ちゃんと一緒に暮らすようになったのは今から2ヶ月ほど前のこと。
それまで私はおばあちゃんと暮らしてた。
おばあちゃんは、私の人生に干渉した。
いいや、常に支配しようとした。
私を捨てた両親…つまり自分の娘夫婦に対する当てつけかのように私をマトモな大人にしようと、支配したのだ。
おばあちゃんの存在が重かった。
あるとき、急に息が出来なくなった。
教室でも家でも。
いわゆる過呼吸ってやつ。
紙袋がなきゃ生きられなくなった。
だから私は、逃げた。
おばあちゃんから逃げて、お兄ちゃんのとこに。