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お兄ちゃんといっしょ
第11章 第11章
「ほら!惨めったらしく言ってみな。大好きなお兄ちゃんのチンポを、奈々のお口で気持ちよくさせてくださいって!」



 ひふみっくすが、私の頭をぐっと持ち上げ、自分の股間に近付ける。
 顔の目の前で、おちんこがビクビク小刻みに震えながら、私に舐められるのを待っている。
 先端の割れ目からは先走り液が滲み、溢れて裏筋に透明な雫を垂らしている。



「う…お兄ちゃんの…舐めさせて、ください…」


 もう一人の自分が泣いてる。
 それは肉体の私なのだろうか。
 頭の中の私なのだろうか。
 顔を見上げると、ひふみっくすは怖い顔で首を左右に振っていた。



「奈々のお兄ちゃんに対する気持ちは、その程度なの?」



 …カオナシがガンギレしたらこんな顔なのかなぁ。
 と、漠然と、のんきに考えている自分もどこかにいた。



「べつにお兄ちゃんは、わざわざ妹の奈々じゃなくたって、チンポ舐めてもらえるんだよ?
 可愛くて賢い彼女が会社にいるし、僕が出張のときに寄ってくれるのを関西でいー子にして待ってる従順な女だっているんだよ?」



 …べつの女?

 心がざわつく。
 本物のお兄ちゃんが、今朝の定食屋の元カノに、おちんこを舐めてもらっている情景を想像してしまう。

 なんだろう、この、ざわついた気持ち…



「彼女たちだって、もうちょっと僕を興奮させてくれるよ?」



 
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