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お兄ちゃんといっしょ
第12章 第12章
 ひふみっくすは犬みたいに…彼の言葉を借りるなら、惨めったらしい犬。
 惨めったらしい犬みたいに…
 いいやちがう…私を気持ちよくさせるための忠犬みたいに。
 私のおまんこを舐めている。




 気持ちいい。
 それ以外なにも言葉が浮かばない。




 おまんこの割れ目のすぐ中にあるびらびらしたとこにまで神経が通ってるんだってことを、私は舐められてはじめて知った。


 お兄ちゃんのスマホでエロ動画は何本も見たから、クンニのことくらい知ってた。
 けど、ひふみっくすはあんなふうにべちゃべちゃヌチャヌチャ下品な音を立てたりせず、流れるような舌の動きでただ静かに私を刺激し続けている。


 息が上がる。
 思わず大きな声を上げた私に、ひふみっくすは顔を上げた。
 汚れた口元に人差し指を一本あて、唇を尖らせ…そして笑いながらもとの動作を続行する。


 おまんこ全部がドクンドクンと脈を打ち始める。
 あの瞬間が近い。


 けど、けど…


 いつもとはちがう。
 自分で触ってるんじゃないから、コントロール出来ない。
 

 自分が自分でなくなってしまうような恐怖心すら抱く。
 おまんこが心臓になったみたいに大きく全身に鼓動する。
 ひふみっくすに掴まれたままの手が、熱い。


 こわい。
 いやだ。
 いやだ…


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