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お兄ちゃんといっしょ
第13章 第13章
「アフリカでは昔っから、女の子が性的快楽を覚えてしまわないよう、女の子の貞操を守るためにね、クリトリスをちょんぎってしまうっていう恐ろしい伝統があるんだよ」
噛まれたクリトリスがドクドク痛む。
ぶたれた頬の痛みを忘れるくらいの痛みだった。
涙が両目から零れ落ちてシーツを湿らせている。
血が出たかどうか、確認する勇気はない。
私のクリトリスを噛んだあと、ひふみっくすはベッドから立ち上がり、洗面所に消えた。
水道の音と共に、ひふみっくすの声が聞こえてくる。
「今日お兄ちゃんねぇ…
生まれて初めて、その伝統を生み出した人の気持ちが分かったような気がしたよ」
…ブゥンブゥンと低く唸っている、不吉なモーター音に混じって。
「だってね奈々!
僕は今日生まれて初めて、嫉妬ってモノを覚えたんだ。
奈々がこれから先、気持ちよくしてもらうであろう、見ず知らずの男共に!」
ヒタヒタとこちらに戻ってくる足音が怖い。
だって。
「…そしたらお兄ちゃんさー。
なんか、本気出てきちゃった」
ベッドが音を立てて軋む。
ひふみっくすのほうを向くのが怖い。
…だって。
噛まれたクリトリスがドクドク痛む。
ぶたれた頬の痛みを忘れるくらいの痛みだった。
涙が両目から零れ落ちてシーツを湿らせている。
血が出たかどうか、確認する勇気はない。
私のクリトリスを噛んだあと、ひふみっくすはベッドから立ち上がり、洗面所に消えた。
水道の音と共に、ひふみっくすの声が聞こえてくる。
「今日お兄ちゃんねぇ…
生まれて初めて、その伝統を生み出した人の気持ちが分かったような気がしたよ」
…ブゥンブゥンと低く唸っている、不吉なモーター音に混じって。
「だってね奈々!
僕は今日生まれて初めて、嫉妬ってモノを覚えたんだ。
奈々がこれから先、気持ちよくしてもらうであろう、見ず知らずの男共に!」
ヒタヒタとこちらに戻ってくる足音が怖い。
だって。
「…そしたらお兄ちゃんさー。
なんか、本気出てきちゃった」
ベッドが音を立てて軋む。
ひふみっくすのほうを向くのが怖い。
…だって。