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お兄ちゃんといっしょ
第13章 第13章
 私はお礼を言ったのだろうか?
 痛みのあまり、それすら分からなかった。
 ひふみっくすに数回、頬をぶたれたような気もするけれど、目隠しをされているし、そんなことがなんてことなく思えるくらい、おまんこが痛かった。



 一体、どれだけのあいだ私は痛みに苦しみ喘いだのだろう?



 赤ちゃんを生むときって、これよりもっと痛いのだろうか?
 痛みが鼓動に合わせて何度も何度も全身を貫く。
 そのたび、そんな疑問が脳裏を過ぎった。



 私は本物のお兄ちゃんのお嫁さんだから。
 もしかしたらいつか、お兄ちゃんの赤ちゃんを生む日がくるのだろうか?
 …なんて、そんな非現実的なことを想像しなければ気が持たなかった。



 ひふみっくすが、モーター音のする、おまんこの中をうねりながら傷付けるなにか太くて大きいもの…バイブと呼ばれる大人がセックスするときに使うもので私を犯しているあいだじゅう、頭の中にはママの顔ばかり浮かんでいた。



 ママはこんなに苦しい思いをしてお兄ちゃんと私を産んでくれたのかな…



 それは、今までに感じたことのない気持ちだった。







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