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お兄ちゃんといっしょ
第13章 第13章
 ホッとしたのも束の間、ひふみっくすがバイブを動かし始めた。
 ギチギチ音を立てながら、出したり、入れたり。
 その間にもバイブはグイングインとうねり続け、動きを止めたりしない。


「ああああっ…」


 食い縛った奥歯から苦痛が漏れる。
 

「処女がバイブでイカされるとこ。お兄ちゃんに見せてよ」


 ひふみっくすは鼻歌をうたいながら私を犯し続ける。
 バイブは乱暴な動きで、私のおまんこのあちこちに当たる。


 気持ちいはずがない。
 気持ちいいはずが・・・・
 なのに。


「え?わ、うわわわわ」


 痛いという感覚以外、分からない。
 だからどうして、ひふみっくすが突然バイブを引き抜いたのか、私にはよく分からなかった。


「わわわ、そーきたか!
 おおおおお…」


 いま、私の身に一体、なにが起きてるんだろう?
 真っ暗闇の世界に、ひふみっくすの声が響く。


「お漏らししちゃうほど気持ちよかったんだ?」


 言われてから、尻の下のシーツがじっとり生暖かく湿っていることに気付く。
 もう、泣く気力もなかった。


「最高…奈々は僕の、最高の妹だよ!」


 ベッドが軋む。
 顔のすぐ横、マットレスが何かの重みで沈んだのが分かった。
 強烈なミント臭。
 ひふみっくすが私の身体の上に覆い被さったようだった。

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