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お兄ちゃんといっしょ
第17章 第17章
斜め向かいのコンビニから、男子高校生が2人、楽しげに連なって出てくるのが見えた。
いかにも健康そうな日焼けした肌に、白い半袖シャツ、紺色のズボン、黒いローファー。
片方は、重たそうなリュックを背負っている。
彼らはコンビニの前に停めた自転車に跨りながら、手に唐揚げ棒を持ち、美味しそうに頬張りながら、楽しそうに会話していた。
…おなかすいたなぁ。
思えば、昨日の朝にお兄ちゃんと定食を食べて以来、なにも食べていない。
漠然と考えながら、ゆっくり、花壇の縁に寝そべった。
疲れていたし、というより、もう座っている気力もなかったのだ。
瞼を閉じる。
肌に当たる煉瓦は痛いけれど、すでに身体中痛いんだからどうだっていい。
誰か私を買ってくれないかな…
いかにも健康そうな日焼けした肌に、白い半袖シャツ、紺色のズボン、黒いローファー。
片方は、重たそうなリュックを背負っている。
彼らはコンビニの前に停めた自転車に跨りながら、手に唐揚げ棒を持ち、美味しそうに頬張りながら、楽しそうに会話していた。
…おなかすいたなぁ。
思えば、昨日の朝にお兄ちゃんと定食を食べて以来、なにも食べていない。
漠然と考えながら、ゆっくり、花壇の縁に寝そべった。
疲れていたし、というより、もう座っている気力もなかったのだ。
瞼を閉じる。
肌に当たる煉瓦は痛いけれど、すでに身体中痛いんだからどうだっていい。
誰か私を買ってくれないかな…