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お兄ちゃんといっしょ
第20章 第20章
「奈々ちゃんは慣れてそう」


 遥輝はふふっと笑ったみたいだった。
 

 お尻の割れ目を撫でる指先…
 さっき私の奥歯を触ってた指が、
 だんだんと前の割れ目に伸びてくる。


 んっ、と息を漏らした私を、遥輝が見上げた。

 
「ちがう…昨日の昼まで処女だったから…」


 指先が傷だらけのおまんこに触れる。


「…私も初めてだった」


 痛みと…
 いいや…?
 痛みの中にあるなにか…
 昨日、誠太郎とのセックスのときに感じた…
 強烈な疼きのようなものを膣の奥に感じた。


「あっ」


 ビクンと身体を震わせた私を、遥輝が瞬きもせずに見つめている。


 遥輝の視線は、私を焦がすかのように熱かった。



「そんなに見られたら…恥ずかしい…昨日から泣きすぎて顔やばいから…」


 遥輝がゆっくり上半身を起こし、横たわったままの私を見下ろす。


 恥ずかしいとか言っておいて、まっすぐ遥輝の瞳を見つめ返している自分が不思議だ。


「見ないで…」


 私は無意識のうちに、遥輝の逞しい腕を撫でていた。 


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