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お兄ちゃんといっしょ
第23章 第23章
「兄ちゃんな、むかし、風俗店で働いてたんだ。
 まぁ正確には、そのグループ店を経営してる会社の親会社に勤めてた。
 兄ちゃんの仕事は、雇われ店長が売上を横領しないように監視することだった」



 そこまで話して、ふと思い立ったかのようにお兄ちゃんが私の方を見た。



「つうかお前、そもそも風俗がなにする店か、わかるか?」


 その目があまりにも純真だったから…
 私の処女を売ったくせに…そんなことなんかなかったかのように私に尋ねるから。
 思わず笑ってしまった。


「何言ってんの、分かるに決まってんじゃん。
 オッサンとかがお金出して女の人とセックスする店でしょ」


「確かに、そういう店もある。
 けどそれはソープランドっていって、決まった地域にしかない、特別な店なんだ。
 兄ちゃんがいたのはホテルヘルスっていって、挿入一歩手前までのサービスを提供する店だった」



 お兄ちゃんは少しずつ、私の知らない昔の話を繋げていく。




「でもな、男ってバカだから。
 おとなしくチンコしごかれてりゃいーのに、挿入させてくれってしつこいバカが多いんだ。
 もちろん、そのバカを上手くあしらうのが女の子の仕事だよ。
 でも時には無理矢理女の子を押さえ付けてブチ込むクズもいる」



 お兄ちゃんは座席に深くもたれ、片手でハンドルを握っている。
 過去のことを思い出しているのか、表情が暗い。

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