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お兄ちゃんといっしょ
第8章 第8章
 赤く上気した頬に汗を滴らせながら、お兄ちゃんは言った。


「意外と根に持つタイプなんだな。まぁいいや。はよシャワー浴びて来い」


 お兄ちゃんは笑いながら踵を返した。


「メシつくるけど、なにがいい?」


 入れ墨の背中が離れていく。


「いや…たまにはなんか食いに行くか。モーニング的なの」


 機嫌取りのつもりなのだろうか? 
 お兄ちゃんはキッチンから引き返し、鼻歌交じりにクローゼットの扉を開くと、ハンガーにぶら下がった洋服をいろいろ物色しはじめた。
 ぷりんと上向きの尻が見える。


「そうだ。今日はなんか食いに行こう。決まり。毎日毎日たまごかけご飯ばっかじゃ、気力もわかないよな」


 お兄ちゃんはクローゼットの中からアンダーアーマーの白い薄手の長袖Tシャツと、黒いハーフパンツを選び出した。
 しかしすぐ考え直し、それらをクローゼットの中に戻すと、代わりにぱりっとアイロンのかかったグレーの半袖Tシャツと、同じような状態のデニムシャツを手に取った。


 珍しくお兄ちゃんは、お洒落をするつもりのようだ。


 
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