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第2章 美味しい話にはご注意下さい

「何で・・・実咲はおまえに俺を…」

「・・・う～ん…一言で言えば”借金の形”…ってとこかな」

実咲～～！！

おまえは一体何人から金借りてんだ・・・

でもって、俺はその抵当ってこと？…それとも人柱…
　
俺の受けたダメージはかなりのモノだった。

ことの真相にガックリ肩を落として、これ以上喋る気力も無くす。

俺ってやっぱ運に見放されてる…

項垂れる俺とは対照的に、軽い足取りの耿輔。
（足取りだけじゃなく中身も軽い）

「まぁそう落ち込むなって…一応金は貰えたんだし。撮られて減るモノじゃないだろ。みんなも悦ばせてやれるんだからサ。俺も結構楽しかったよ、おまえとやってて」

「やったって言うなよ。仕事してだろ！俺はちっとも楽しくなかった！もう二度とゴメンだ」