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第4章 悪夢再来 ―ecstasy―
言葉では拒んでみせるものの、突き上げるような疼きになけなしのプライドすら脱ぎ捨てた俺は、快感を追って自ら腰を揺らす。
それもその筈。俺のケツにあてがわれていた大きな手は耿輔との短い会話の間に俺のジーンズのチャックを下ろして、何時のまにか直接素肌に捻り込まれていたのだから。

「ひ…っ…あっ…あぁっ……」

突然漏れ出た自分の声に、穴があったら入りたいほどの恥ずかしさ。
快感なのに悔しくて涙が零れた。俺の顔を自分の胸にギュッと押しつけてひたすら背中をさする耿輔。
後方から差し入れられた手は、サワサワとケツを撫で回すと、情け容赦なく双丘から更にその前へと進む。

手が滑るような感覚は俺の汗もさることながら、恐らく用意したローションでも塗りつけているのだろう。無骨な指が、通常の使用意外の目的で触ったことのない秘所に触れたと思った瞬間、こじ開けるように挿入される。
ゆっくり解すこともせず強引に差し入れられた異物であったが、クスリの所作か痛みより蕩けるような快感ばかりが俺の感覚を支配する。

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